採用におけるフレームワークの使い方:前編『3C分析』 [大卒]
スポンサードリンク
著名な学者やコンサルティングファームなどが考えた『3C分析』や
『SWOT分析』といったオーソドックスなフレームワークは、
経営課題検討のツールとしてさまざまな場面で活用され続けています。
これらのフレームワークを使って自社の分析を行うことで、採用における
自社のアピールポイントの明確化、欲しい人材の明確化ができます。
前編・後編の2回にわけて、採用におけるフレームワークの使い方を
考えてみましょう。
前編では、『3C分析』の具体的な使い方をみていきましょう。
『3C分析』とは、3つ(事業環境を顧客[Customer]、競合[Competitor]、
自社[Company])に区分して、分析を行い戦略を立案するための
フレームワークです。
頭文字の3つのCをとって、『3C分析』と呼ばれています。
『顧客[Customer]』は、学生に置き換えて考えましょう。
具体的には、
・自社に入社している若手社員はどういった学生だったか
・採用実績のある大学の学生の状況(自社に興味のある学生はいるのか)
・学生はどのような基準で他社と比較しているか
・自社のどのような強みが学生の志望動機になっているのか
・その逆に自社のどのような弱みが学生から敬遠させる同期になっているのか
・売り手市場または買い手市場なのか
といった点から分析しましょう。
『競合[Competitor]』は、自社に興味のある学生が応募している
他社になります。業界が絞れていない学生もいますが、あまりにも業界が
異なる場合は検討のしようがありませんので、同業他社、近接業種の
企業で考えます。
具体的には、
・他社の採用状況(採用スケジュールや内定出しなどの進捗状況)
・競合他社の強みや弱み
・学生に対するネームバリューやブランド力
・採用実績(どこの大学から採用しているのか)
・懇意な大学はどこか
といった点から分析しましょう。
『自社[Company]』は、採用に関する部分を中心に考えましょう。
具体的には、
・競合と比較した場合、自社の強みは何か
・競合他社にあって、自社にないものは何か
・学生に対するネームバリューやブランド力
・懇意な大学はどこか
・自社の若手社員の協力度(後輩を引っ張って来れるか)
といった点から分析しましょう。
『3C分析』を使って分析を行い、自社の強み・弱み、競合他社の状況、
学生の状況を分析して採用メッセージを考えましょう。
採用メッセージを学生にどのように伝えるのか、チャネル(就職サイト、
自社の新卒採用サイト、大学に出す求人票、SNSなど)ごとに
考える必要があります。
後編では、『SWOT分析』の具体的な使い方をみていきましょう。
スポンサードリンク
コメント 0